無線技術士

無線従事者(無線技術士)

放送施設や無線設備の維持・運営に関する業務に携わる者は,電波法に基づく無線技術士の資格を必要とする場合がある.無線従事者免許は,これまで郵政省(現在の総務省)が行う国家試験(予備試験および本試験)に合格することにより与えられ,本学の電気電子工学科を規程の必要単位を取得し卒業することによって,この予備試験免除の資格が与えられていた.平成8年4月から無線従事者国家試験の実施機関(国 → 「財団法人 日本無線協会」)及び制度が変更になり,予備試験制度が廃止され予備試験の「無線工学の基礎」は本試験科目の1つになった.しかし,従来と同様に本学の電気電子工学科を卒業し,規程の必要単位を取得すれば,第一級陸上無線技術士本試験科目の「無線工学の基礎」試験免除の資格が与えられる.

さらに,平成8年4月1日からは電波法の改正により,下記の表1, 2に示す無線通信に関する科目を全て履修して卒業後申請すれば,下記の無線従事者の免許を取得することができるようになりました.

  • 第一級陸上特殊無線技士  (表1)
  • 第三級海上特殊無線技士  (表2)

なお,免許取得に必要な履修科目については,下記の表1, 2を参照して下さい.
これらの無線従事者免許取得申請には,免許申請書に

  • 卒業証明書
  • 科目履修証明書(成績証明書)
  • 履修内容証明書(授業内容の記載)

を添付する必要ががありますが,本校ではすでに学校が授業内容を申請し,総務大臣の確認を受けているので,履修内容証明書(授業内容の記載)は添付する必要はありません.

表1 第一級陸上特殊無線技士資格取得に必要な履修科目
科目名 授業科目名 科目の内容
無線機器学その他無線機器に関する科目 通信伝送工学
電気電子工学実験第3
無線機器の理論,構造,機能,保守及び運用
電磁波工学その他空中線系及び電波伝搬に関する科目 波動工学
波動伝送工学
電気電子工学実験第2
空中線系等の理論,構造,機能,保守及び運用
電子計測その他無線測定に関する科目 電気電子計測
電気電子工学実験第1
電気電子工学実験第4
測定機器の理論,構造,機能,保守及び運用
電波法規その他電波法令に関する科目 電波法 電波法令
表2 第三級海上特殊無線技士資格修得に必要な履修科目
科目名 授業科目名 科目の内容
無線機器学その他無線機器に関する科目 波動伝送工学
電気電子工学実験第3
無線機器の理論,構造,機能,保守及び運用
電磁波工学その他空中線系及び電波伝搬に関する科目 波動工学
電気電子工学実験第2
空中線系等の理論,構造,機能,保守及び運用
電子計測その他無線測定に関する科目 電気電子工学実験第1
電気電子工学実験第4
測定機器の理論,構造,機能,運用
電波法規その他電波法令に関する科目 電波法 電波法令

第一級陸上無線技術士

  • ◎平成12年度からは,電力電子コースと電子物理コースが電気電子工学科に統合され,集積コースと情報工学科が情報工学科に統合されたが,この無線従事者の一部試験免除は,電気電子工学科のみに適用される.平成12年度以前に入学した集積システムコースの学生は,電気・電子工学科の所属であったが資格認定科目の関係上,基本的には免除資格が得られないので,必要とする学生は,担当教員(安藤教授)に相談すること.
    参考までに平成16年3月卒業者(平成12年4月入学)に適用される試験科目免除資格取得のために必要な単位数,授業内容(講義の名称)等を表3に示す.
    ただし,カリキュラムの変更にともない年度毎に授業の名称,時間数等の変更があるので,詳細は,教務課,担当教員(安藤:909号室)等に相談すること.
  • ◎1科目合格及び認定学校の卒業生についての免除期間が,従来予備試験(無線工学の基礎)は10年間だったが,全て3年間に統一される.ただし,平成8年4月1日現在において科目免除を受けることができる人については,経過措置として従来どおりの免除期間とすることになる.
表3 試験の免除を受けようとする学生が履修する科目(平成25年度卒業生用)
認定基準に規定する科目 履修する科目及び時間数等
科目名 時間数 単位数 備考1 備考2
自然科学系科目 微分積分学第一 30 2 数学  
微分積分学第二 A 30 2 数学  
微分積分学第二 B 30 2 数学  
線形代数学第一 30 2 数学  
線形代数学第二 A 30 2 数学  
線形代数学第二 B 30 2 数学  
微分積分学演習第一 15 1 数学  
微分積分学演習第二 15 1 数学  
線形代数学演習第一 15 1 数学  
線形代数学演習第二 15 1 数学  
物理学 A 30 2 物理  
物理学 B 30 2 物理  
基礎物理学演習 30 2 物理  
基礎物理学実験 45 1.5 物理  
基礎専門教育科目 数学 フーリエ変換及びラプラス変換 45 3 注1 自然系科目の数学及び左記科目を含めて210時間を満たすこと.  
解析学(電気電子) 45 3  
応用確率統計 45 3  
関数解析学 30 2  
物理 半導体物性 30 2 注2 自然系科目の物理及び左記科目を含めて105時間を満たすこと.  
量子力学 30 2  
電気電子材料 30 2  
電気磁気学 電磁気学Ⅰ 45 3 注3 左記科目から120時間を満たすこと.  
電磁気学Ⅱ 45 3  
波動工学 30 2  
半導体及び電子管並びに電子回路の基礎 電子デバイス 30 2 注4 左記科目から90時間を満たすこと.  
ディジタル電子回路 45 3  
集積回路工学 30 2  
電気回路 線形回路 45 3 注5 左記科目から120時間を満たすこと.  
回路理論 45 3  
アナログ電子回路 45 3  
通信伝送工学 30 2  
波動伝送工学及び電波法 30 2  
電気磁気測定 電気電子計測 30 2 注6 左記科目から180時間を満たすこと.  
電気電子工学実験1 60 2  
電気電子工学実験2 60 2 「電気電子工学実験第2」より科目名を変更
電気電子工学実験3 60 2 「電気電子工学実験第4」より科目名を変更